ソロギターの録音は、指弾きの為、ピックを使った演奏よりも波形が弱くなると思います。
その波形のピークの高さを、音が割れる手前まで上げるのが。正規化(ノーマライズ)です。
コンプレッサーは、音圧の高すぎる部分を押さえて、全体の音量を上げることにより、結果としてギターの余韻や、部屋の残響音がくっきりと聞こえるように・・・でいいのかな^^;
ソロギターでは、叩き系奏法で、やたらと打音が大きいときや、ネイルアタックの弦のチャ音(小さく失敗するときもあるし、場違いな大きさになるときもあるし・・・)の音を揃えたり、弦の擦れる音とかを効果的に聞かせたり、やわらげる効果がありますが、正直なところ、適当に使ってもよい音の方向に行きます^^
昔は、機材環境的に録音した際に波形が小さくなりがちで「正規化」がメインで「コンプレッサー」は何となく使っていました。
現在(2024年4月)は、録音機材側で音量の調節がしやすい環境になりましたので「正規化」は使わずに、「コンプレッサー」のみで音量を整えています。
「正規化」の方が実際の演奏というかミスが分かりやすく、「コンプレッサー」を使うとギターの箱鳴り感が出るし、何よりも弱気な演奏が元気な演奏になって、ちょっとしたミスが誤魔化されるのが利点ですね!
正規化(ノーマライズ)の方法
特に難しくはありません。「エフェクト」メニュー、「音量と圧縮」、「ノーマライズ」を選択後、特に値は触らずに「OK」で完了です。
録音して、ノイズを除去した波形です。全体的にとても低いですね。
正規化を選びます。(2024年4月のバージョンでは、「音量と圧縮」→「ノーマライズ」です。)
入力する値は、-1のままか、ネット上では-2としている人もいました。
完了です。
コンプレッサー(Audacity標準)
コンプレッサーというエフェクトですが、個人的にはハードの機械的な物(いわゆるペダルエフェクターやマルチエフェクター)よりも、このAudacity標準のコンプレッサーが視覚的に効果がわかるので、現在(2024年4月)の録音では100%この機能を利用しています。
上述の正規化を行った後、もしくは十分な音量レベルで録音した後にコンプレッサー処理をすると、効果が視覚的に分かりやすいです。
昔はよく効果が分からず、なんか邪道かなと思っていましたが、今では手放せない機能ですね!
とはいえ、設定値は2か所(しきい値とレシオ)しか触りませんが^^;
コンプレッサー実施前と実施後
ノイズ除去、切り取りをした波形です。
しきい値 -10dB、レシオ 2:1 でコンプレッサー後の波形です。
コンプレッサーをかけることによって、ギターの箱鳴り感が出てきて、全体的に元気な音になります。
コンプレッサーの「しきい値」に関して
「しきい値」は、どの範囲の音を圧縮するかの値となります。
録音した時や、正規化した時や、意図してないピークの音(赤色になって音が割れてる部分)が目立って、これ以上音量を上げれないとき(音割れがするから)、この値を大きくすると、コンプレッサー後(正確にはノーマライズ後ですが)に音割れせずに全体の音量が太くなります。やりすぎると弦の擦れる音とか、雑音、ノイズが目立つようになります。
実際に触ってみると、視覚的にわかりやすい結果が出ると思いますので、試してみましょう!
コンプレッサーの「レシオ」に関して
「レシオ」はどれだけ圧縮するかの値となります。上の画像が1.8:1ぐらいの数値で、下の画像は4.1:1ぐらいの数値です。サンプルが小数点付きで分かりにくいですが、2:1で半分に、4:1で4分の1に「しきい値」で選択した部分が圧縮されます。
「レシオ」は、圧縮の幅で、数値を小さく(2:1で半分に→4:1で4分の1)するほど、圧縮されますので、音の粒が同じ大きさに揃ってくるのですが、やりすぎるとのっぺりとした音になるかと思います。
しきい値 -20dB、レシオ4:1 と強くコンプレッサーをかけると、Aメロ、Bメロ、サビ、エンディングの音圧が揃ってくるのが波形でも音源でも確認できます。
実際に触ってみると、視覚的にわかりやすい結果が出ると思いますので、試してみましょう!
コンプレッサー後の正規化(ノーマライズ)に関して
本来の機械的なコンプレッサー(ペダル、エフェクター)や、Audacity標準以外のコンプレッサーの場合、圧縮後に音量を調整する必要があります。でないと、音圧の強い部分が弱くなっただけで、全体の音量としては小さくなりますので。
Audacityの標準コンプレッサーはこの部分を自動でやってくれますので、とても便利です。
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