Audacityで、VSTプラグインを使用する方法です。
このVSTプラグインが使えるから、Sound Engine FreeからAudacityに鞍替えしました。
少しパソコンのファイル操作に慣れていないと難しいと思いますが、慣れるとなんとかなります!
VSTプラグインって何?
では、VSTプラグインって何でしょう?
ネットで検索すると色々でて来ますが、プラグインは簡単に言えば拡張機能です。VSTはその規格ですね。
なのでVSTプラグインに対応した編集ソフト(市販品やら一部のお試し品、Audacityなどフリーソフト)なら、どれでも機能するプログラムのことです。
各種エフェクト(リバーブ、コンプレッサー、イコライザーなど)以外にもシンセサイザー、MIDI等の多機能版もあります。
ストレートに書くと、Audacityの標準機能のリバーブが使い勝手が悪いので、使い勝手がよい、ネット等で評価の高いリバーブ機能を追加できるということですね。
それと市販品のVSTは諭吉さんがいるので、ネットでフリーなのを探す楽しみもあります^^
ソロギター的には、リバーブ系エフェクトがメインになります。叩き系にはコンプレッサー系が必要になってくるかも。
VSTリバーブとAudacityの標準機能のリバーブ
Audacityの標準機能のリバーブが出来が悪いわけではありませんが、せっかくVSTプラグインが使えるなら使わなければもったいないです。
Audacityの標準機能のリバーブ、見た目が超シンプルです。
こちらはReverberate LEというフリーのVSTプラグインです。
このReverberate LEは、サンプル波形データー(グラフになって表示)を参照して、リバーブ処理するソフトです。
処理していない状態と比べると、いい感じに聞こえます。ただ少し物足りないかな。設定値はなんとなくです^^;
このプラグインは、サンプルの波形データーによって、かなり響きが違います。個人的には自然な響きに聞こえます。
このページ作成中に試しに使用したプラグインですが、お気に入りになりました^^
空間の大きさ、低音・高音の割合、空気感、ブレンド割合、この4つの設定値しかないシンプルな構造です。
VSTプラグインの入手方法
お金がある方は、市販品を購入しましょう!
個人で楽しむなら、フリーのプラグインでも十分いけます。
「VST」「フリー」「リバーブ」or「エフェクト」等で検索すれば、有名どころが見つかります。
ダウンロード方法、使い方もその見つけたサイト先で、このサイトより詳しく載っているでしょう^^
個人的にお気に入りのプラグインは、今のところ下記の3つです。
Variety Of Soundの「epicVerb」は直感で操作できます。今回見つけた、Reverberate LEは少々導入手順が多いですが、とても自然なエフェクトだと思います。
もう一つ、Focusrite Scarlettのリバーブも使用しています。これは設定値が4つしかないので、とても扱いやすいです。ただこれはFocusriteのオーディオインターフェイスを購入(バンドル製品)しないと使えません。
上記の3つは、個別に紹介ページを作成します。有名所は他に3,4個あるのですが、個人的には顕著な差を感じませんでした。画面の見た目で選ぶのもありですね!
こちらはFocusrite Scarlettのリバーブです。オーディオインターフェイス付属(バンドル)のVSTプラグインです。
設定ノブが4種類しかなく、かつ分かりやすい変化をするので、気に入っています。
VSTプラグインの使用方法
フリーのVSTプラグインはネットでダウンロードします。
基本的には、ダウンロードしたファイルは、「・・・・.dll」というプログラムファイルです。
これを、Audacityが入っているフォルダーの、VSTプラグインを格納しているフォルダーに入れます。
Audacityを起動する際に、新しいプラグインを確認する設定しておけば、次からは自動でエフェクトのメニュー内に入ります。
複雑な処理をするプラグインは、「・・・・.dll」というプログラム以外にも、ファイルを抱えているものがあります。前述のReverberate LEはこのタイプですが、個別の導入方法は違うページで紹介しています。
まず、初めにAudacityで、VSTプラグインを使用する準備ができているか確認しましょう。
「編集」メニューの「設定」で確認できます。初期設定を覚えていませんが、VSTの所にチェックがあるのを確認します。
次回起動した時の再スキャンうんたらのチェックは、チェックしても一度再起動すると、またチェックが外れるので、必要なときにチェックします。
次にVSTプラグインを探してダウンロードします。「VST」「フリー」「リバーブ」or「エフェクト」等で検索すれば、辿り着けます。
上記の3つのプラグインは個別に紹介ページを用意していますので、そちらも参考にしてください。
ほとんどのフリーのVSTは、英語ページからのダウンロードとなります。
「・・・・.dll」というプログラムファイルがゲットできれば、ほぼ成功です。「epicVerb」は、.rar形式のため、解凍ソフトが必要になりますが、なんとか克服しましょう!
手に入れた、VSTの「・・・・.dll」というプログラムファイルを、Audacityが入っているフォルダーの、VSTプラグインを格納しているフォルダーに入れます。
場所は、「システムC:」「ProguramFile」「Audacity」「Plug-Ins」です。
画像の「Plug-Ins」フォルダーは不要なものを全部削除しています。初期の状態ですと、もっとファイルが入っています。「・・・・.dll」でない「・・・・.ny」ファイルのが多いです。
画像の「エフェクト」フォルダーも自分が後から入れたものです。初期状態には入っていませんし、作る必要は特にないです。
プラグインを所定のフォルダーに収めたら、前回チェックしなった再スキャンの項目をチェックして、Audacityを再起動します。
すると、プラグインを読み込みますので、無事に使えるか確認しましょう。
VSTプラグインのプレビュー設定
Audacityで、VSTプラグインを使用するときは、リアルタイム変換ではありません。
プレビューで確認して、値を設定。もう一度プレビューで確認となります。プレビューで音を聞きながら、値を設定することができません。
そして初期設定状態だと、プレビューの時間が15秒程の短いです。
なので、プレビュー時間を長めに設定しましょう。
「編集」メニューの、「設定」「再生」で変更できます。
リバーブ系プラグインの基本設定
リバーブ系の設定で一番使うのが、「ミックス割合」だと思います。
「DRY」「WET」と表示されているのが多いかな。「DRY」は加工前の音。「WET」が加工後の音です。
リバーブ処理した時に、不自然な感じがするときは、「DRY」を高めて、「WET」を下げます。
ソロギター的には、素のギターの響きが大事ですから、「DRY」の値は0dBが基本かな。「WET」は-15dBあたりかな。
割合で選ぶタイプの場合は、「DRY」:「WET」が7:3ぐらいかな。個人的な値ですが。
他の設定値は、正直分からないものが多いですね。どのプラグインもあらかじめインプットされたサンプル(ホールとか、部屋とか、ボーカルとか)が何種類もあるので、それを選んで、「DRY」「WET」の値を触ってプレビュー。
で、気に入ったのを覚えておけばいいかな~。
「DRY」の値は 0dB、「WET」は -20dB程
このページ作成中に試しに使用したプラグインですが、お気に入りになりました^^
「DRY」の値は -20dB、「WET」が 0dB程
このページ作成中に見つけたプラグインですが、「WET」を高めても不自然差があまり出ない!!
他のプラグインだと破綻することが多いですよ^^
Variety Of Soundの「epicVerb」と、今回見つけた、Reverberate LE、フリーではなくバンドル製品のFocusrite Scarlettのリバーブの3つは、次のページに詳細に導入手順等を載せておきます。
なにかご不明な点、間違いがありましたら、掲示板にご意見お願いします^^
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