K.Yairi 工場見学(2015年)

Kyairi工場見学

 K.Yairi(K.ヤイリギター)さんは、岐阜県可児市にある工房です。
 ギター工房は木に囲まれたド田舎にあるイメージですが、可児市は市と付いているだけあって、それなりに街です!
 近くには、大型電気店もあるし、シマムラもあるし、セブンイレブンもあります!!

 K.Yairiのギターは純国産です。職人による手工ギターです。
 品質とこだわり、仕事に誇り、そして自信があるので、普段の仕事(ギター作り)を工場見学で間近で見れるようにしているのでしょう。
 ほぼ毎週土曜日、午前と午後の2回、開催しています。
 (要予約 2023年現在 コロナ禍の影響で人数を制限しています)
 詳しくはK.Yairiホームページで!!

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展示スペースで自由に試奏

 工場見学の前(始まるまでの待機場所)、工場見学の後(営業時間内)は、展示スペースにある100本程のギターを自由に試奏できます。
 とはいえ、コン太郎は人が沢山いるときに堂々と弾くことができないので、Fコードの形でジャランして、ハイフレットまでジャラン、単音を弾いて響きを確認。
 気になったギターは、持ち込んだクリップチューナーとカポを使い、普段のジブリ曲をこそこそ演奏。
 工場見学後の試奏は、たまたまなのか皆さん数十分で帰ったので、なんと夕方4時ぐらいまで、1時間は貸切。
 それもアンプもつかっていいよと電源まで入れてもらえました。
 なので、試奏目的で工場見学がついでなら、断然後半がお勧めかな。弾くだけなら平日休んでのがいいかも^^

 実際のところ、今回の工場見学は、オリジナルオーダーのナイロン弦ギターの打ち合わせがメインであったりします。
 とはいえ、私はミニギター大好きですので、展示スペースのミニギター達にも興味津々。

 ま~いろいろ試奏して(その感想は別記事参照!)、今回の大試奏会での結論で、GF-7(写真右上部)というモデルのカッタウェイ加工をオーダー予定。

ナイロン弦ギター

工場見学

 第一印象、うちら作業の邪魔だよね^^;;
 僕がKヤイリさんの従業員だったら、正直そう思う。見学者がゾロゾロきて集中できるのかな・・・。
 そう思うほど、全工程を密着とまではいかないけど解説していきます。もちろん作業している人は仕事中のため作業しています。
 それだけ、仕事に誇りと自信があるのでしょう。そして毎週土曜日に見学があるとなると5S活動は嫌でも継続することになるので、ある意味会社(ヤイリギター)にとってもプラスかも知れませんね。

材

 この単板、2,3年分だそうです。コレを見ると、正直当たり外れとかありそう、使用前にグレード等によって選別するのかな。

材

 単板、合板、ネックにホセ、材木屋です^^

象牙

 確か象牙指板、ブリッジ、材も高級品な、総額300万円?のギター! (成金仕様^^;)

単板のとり方

 この掲示物は新しい発見、単板ってこの位置で取れるのですね。樹齢350年程の太い木でもギターに使えるのは少ないです。

工程1
工程2

 写真をカシャカシャ・・・、やはり従業員の方は気が散らないのか気になる^^;
 ネックをノミでスッスッ削ったりするのはさすが職人芸だと関心。

一時置き場

 Kyairiさんは、完成後のギターに音楽を聞かせるけど、作業の途中でも聴かせていました。
 部屋は室温25度、湿度60%ほどと快適空間。夏の見学なので涼しかった!
 ヤイリ君?というマスコットキャラがいることを初めて知りました。

最終工程

 バフかけ、サドル取り付け、各種調整、検品、そして音楽ルームで熟成!

演奏

 見学の後は、従業員の演奏2曲。毎回奏者が違うかもしれないけど、今回は押尾コータローの「翼」と「風の詩」、さすがギター工房の職人さん、ギター好きだから入社したんだな。
 なお、ヤイリさんの社員寮(今は倉庫?)の見た目は、今コン太郎が住んでいるボロアパートの同じ雰囲気をかもしだしています。

ヤイリギター

工場見学の感想

 ギター好きなら、お勧め度ナンバー1!!
 楽しい1日でした。さてさてカスタムギターはどうなるかな~w

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