Kヤイリさんで、サウンドホールが肉球の形になっているギターを2本作製してもらいましたが、さらに1本オーダーしてきました。
つい数日前に、ブログで3本目が欲しいな~と書いたばっかりですが、2本目のミニ肉球ギターにピックアップをつけてもらった際に、軽い気持ちで見積もりをしたつもりでしたが、なぜか手付金5万円を置いてきてしまいましたw
世界に一つだけ?の肉球ギターを!
2本目の時は、世界に一つだけのミニギターを!
3本目の時は、世界に一つだけのドレッドノートを!
順番がおかしいと自分でも思いますが、今回の肉球ギターは普通のアコギです。
普通ではない、肉球サウンドホールですがね!
2023年 2月 1週 欲しいギターのコンセプト
すでに所持している肉球ギターは、癒しの音のナイロン弦ギター(トップはシダー、サイドバックはマホ)、Theオリゴールな5カポミニギター(トップはイングルマン、サイドバックはマホ)で、メロディ重視を狙った板材をチョイスしました。
結果的に、どちらのギターも「ソロギターのしらべ ジブリ作品集」にぴったりなギターです。
ただ、その2台だと弾くのが難しい、これじゃ無い感のある曲もあるんですよね~。
押尾コータローさんの「Hard Rain」とかの叩き系や、「ソロギターのしらべ 映画編」とかの低音のズンドコ成分が欲しい曲とか、そもそも基礎練習用にレギュラーチューニングのギターを常にセットしておきたいという思いもあります。
なので、3本目のコンセプトですが、
・肉球ギター
・サイドバックはローズウッド系
・低音(ロー)が大きく出る
を基本コンセプトで見積もりをお願いしました。
2023年 2月10日 見積もり、契約
肉球ギターですので、クラフトマンは前回と同じく道前さんです。
数年ぶりにKヤイリに電話したのですが、覚えていてもらえましたw
この記事を読まれる方が一番気になるであろう、お値段をサクッと載せておきました。
私、Kヤイリで3本目のオーダーギターですので、お得意様価格です。
前回の妄想記事で、50万円あたりかなと書いていましたが、なんとそれより安い見積もりでした。
なので・・・
材木選びをしたらボルテージが上がりまして、その日のうちに契約してしまいました^^
島村楽器ニュース島村パルコ店での価格
結果的な材木ですが、マスタークラフトマンの丹羽さんが選別していたスプルースと、通常在庫のインディアナ?ローズウッドと違うローズウッドを選んでいますので、お値段的には島村楽器の高級機種よりもお買い得ですね・・・、バイト半年分ですが^^;
2023年 2月10日 材木選び
トップ材は基本の「シトカスプルース」です。
材木置き場に行った際に、マスタークラフトマンの丹羽さんがカスタムショップ用に仕分けしていた中から選びました。
サイドバックのローズウッドですが、正式名称をメモしなかったので不明です。通常の単板ローズウッドは所定の棚に置いてあったのですが、見た目に特徴がある(柾目でなく板目とか)板ありますか?と聞いたら、マダガスカル、ホンジュラスなら板目あるよ~と見せてもらいましたが、追加料金が気になる。
どうせあっても買えない値段だけど、ズバッと
「ブラジリアンローズウッドってまだ手に入るのですか?」
と聞いたら、なんと今でも材木問屋から仕入れることができるらしい。
(多分、材木問屋が小出しにしているとは思う)
お値段は、+ギター1台分で、合計で3桁万円。
う~ん、頑張れば買える!!!
ここ最近のKヤイリの製品情報とかYoutube見ていて、ハカランダは在庫切れしていると思っていたので、選択できるとなると少々悩みました・・・。
現実的に、マックのバイト代が入ってくる通帳には100万円貯まってないので、最終的には諦めましたが、このブログを書いているときも、少々モヤモヤしています。ハカランダにしとけばよかったかな~と。
でもね~、「100万円のギター」って、あまりにも高すぎて、普段の練習で怖くて使えないですよね。
「40万円のミニ肉球ギター」も大概ですが、それにオロナインの瓶を落とした時は、超焦りましたからね~。
で、最終的に、丹羽さんが組み合わせ中のローズウッドの中から選びましたが、これがインディアンだったのか、マダガスカルとかの高級板だったのか、不明です。最終見積もりを頂くまで、普通のローズウッドではないと思っていましたが、値段が変わりませんでしたので、インディアンだったのかな~。
とりあえず、見た目的には「紫」ではなく「全体的に色が薄く、黒筋が目立つ」ローズウッドぽくない見た目のローズウッドを選びました。
材木選びにワクワクしすぎて、写真を撮り忘れてしまった・・・><;
なお、本日私の誕生日です!!
自分へのご褒美ですw
2023年 2月13日 ゼロフレットシステム
オーダーした翌日に、Youtubeでナットの話を聞いて、今回の注文ギターをゼロフレット仕様にしました。
弦高を低くできるとか、開放弦の音とフレットを押さえた音が同じ感じとか、
ソロギター向きじゃん!?
と思い、電話でゼロフレットにしてくださいと頼みましたw
2023年 2月22日 もう本体ができつつある!
Kyairiさんのツイッターを最近チェックしているのですが、ここ数日で、クロサワ楽器さんや、東京のお店のオーダーをたくさん頂いたというツイートを見ていまして、肉球ギターの仕上がりが遅くなるかな~と思っていましたが、
なんと、逆に早まっています。
あまり完成が早いと、バイト代が足りないんだがな~^^;
Xブレージングがあるので、肉球の形は、ミニ肉球ギターのまんま同じ感じですね!
この指部分の穴からも音がでるので、これがサイドのサブホールと同じように、演奏者に音が聞こえやすいんですよね~。
2023年 3月 9日 バインディングまで終わっているっぽい!
人間にみえる pic.twitter.com/3ALvpIndrB
— 道前 K.Yairi Custom shop (@KYairiCS) March 9, 2023
クラフトマンの道前さんのツイッターに、恐らく肉球ギターの後ろ姿が映っていました。
バインディングを、ミニ肉球ギターと同じメイプルにしていますが、少々クッキリと目立ちすぎるかな~。やすり掛けで磨くと馴染むかな~。
サイドとバックは、インディアンローズウッドですが、この黒筋が目立つのをあえて選んでいますが、バック板の見た目は我ながらいい感じです。果たしてどんな音になるんだろうね~。
2023年 4月 7日 ネック合わせ(削り)と肉球ホールの微調整
ネックの取り付けが出来上がったとの連絡を受けて、握り心地を確認するため、Kヤイリギターに訪問しました。
ネックは既に違和感があるような太さではなく、ミニ肉球ギターと厚みもほぼ同じでしたので、気持ちV字気味に削ってもらい終了。
ネック合わせ自体は、10分程度で終了です。なお、この時スマホを車に忘れて写真が撮れませんでした。
今後の工程での細かいところを確認して、肉球ホールの指部分の膨らみを微調整してもらいました。
で完成を楽しみにウキウキ気分でヤイリギターの近くの三峰という温泉に向かっている途中で、
カスタムショップに上着を忘れているのに気づいてUターン^^;
とまあ、そのおかげ?もあって、スマホで写真を撮ることができました。
上着を回収して、写真を数枚撮って、さっと帰ろうと思ってたのですが、写真を撮る際に、どうにも肉球ホールの形を微修正したくなって、再度お願いしたときの道前さんの作業写真です。
一か所だけのお願いといいつつ、そこを削ると、今度はここのバランスが気になる・・・と、結局数カ所手直ししてもらい、完成!。
Xブレーシングがあるため、どうしても均等には指が配置できませんので、写真でじっくり見ていると、何かバランスが変とは感じますが、実際に持って見ると、そのあたりは全く気になりません。
遠目に見ると、ニンマリな肉球ギター!
まだ、塗装前ですのでフレットが入っていませんが、ゼロフレット仕様です。
写真に「寄せる」と書いてあるのは、モーリスのSシリーズのように6弦が親指で押さえやすいように外側に寄せてくださいとお願いしたメモです。
ちなみに、このギターのモデル名は「Yupa」猫のユパ様の名前です。ミニ肉球ギターに取り付けたピックアップがとても良かったので、同じピックアップの取り付けもお願いしました。
そのメモも、ネックに書いてあったりw
指板のインレイは、12Fにワンポイントの肉球。
作業机の上に載っているときに、「あれ~、こんなにバックの板って膨らんでいるんだ!!」と感じたのですが、ギタースタンドに立てかけて、写真を撮ってみると、こんなものかな~と、不思議な感覚。
でも、今ナイロン弦肉球ギターを見ても、この写真程膨らんでいないので、期待ができる膨らみでしょうか。道前さんに聞いたときは、「こんなもんですよ~」と答えていましたが。
完全なバック板の写真を撮り忘れていましたが、サイド・バックのローズウッドの模様、とてもいい感じです!!
あと、今までマホのギターしか所持していませんでしたので、ローズウッドでしかもドレッドノートサイズですので、ずっしりと重たいです。
これに、塗料とペグと弦、ピックアップと電池の重みが追加されるとなると、かなりの重量級ですね、まさにドレッドノート。
抱えた感じは、大きすぎる感じはしませんでした。コンター加工をしていませんので、上着を脱いで、右手の腕に食い込むか試してみましたが、特にミニギターと変わらないかも。道前さんにはガッツリと削っておいてくださいと頼んでおきました。
(なお、この時上着を脱いで置き忘れたのです・・・)
コンター加工というのを、今回オーダーする前から気になっていたのですが、Kヤイリさんの市販ラインナップに全くないので、かなり特注になるのかな~というか、はなから出来ないものだと思い込んでいまして、オーダ後に、Youtube動画で小池さんや伊藤さんがコンター加工のギターを制作しているのをみまして、実はちょっと後悔しているポイントではあります。
ま~それは、4本目!?のアイデアとして取っておきますかね~。
2023年 5月 17日 塗装とブリッジω
塗装とフレットの打ち込みが終わりまして、だいぶ完成が近づいています。
前回のミニギターのときの日記では、3週間後には手元にやってきていましたので、順調に6月の中頃には完成かと思います。
ブリッジもかわいくできています。
ブリッジの接着、ペグの取り付け、ナットサドルの取り付け調整と、もう少しで完成ですね!
ようやく塗装の大渋滞が解消されました。長かった。
少し前にご紹介した肉球ギターのブリッジはこちらです。モフモフです。
ちなみに猫になります。 pic.twitter.com/JeYYY2sNyj— 道前 K.Yairi Custom shop (@KYairiCS) May 16, 2023
2023年 5月 19日 ペグの仮付けと、試奏
ヤイリさんから、GOTOのペグが入荷遅れしているとの連絡あり。ペグが間に合っていれば、来週には引き取りできたのに残念です。
昨日18日に、仮のペグを取り付けて、弦が張れましたという連絡もありましたので、
サクッと試奏と、写真を撮ってきました。
ミニギターは五カポ仕様のミニマムサイズ。
今回のはドレッドのビックサイズ。
実際も見た感じも、写真で感じるのと同じぐらいの凸凹コンビです。
バック板の写真です。板の選定の時は、薄色の変わった感じのインディアナローズウッドでしたが、塗装したら普通な感じな板目のローズウッドですね。
サイド板は、選定時の黒筋がいい感じに残って、オリジナルティある感じです。
7月の納品が待ち遠しいですね!
実際に弾いた音は、イメージしていた通りの音でした!!
低音がしっかりと響くし、岸部さんのメロディアスなソロギターを弾いても、しっかりとメロディーも浮き出るし、弾き込んでいったときの音の変化が楽しみですね~♪
コメント
すげー、思い切りましたね!
でもこれで3種類のギターが揃ってどんなジャンルでもいけますね!
(これで終わらなかったりしてw)
出来上がりが楽しみです!
ところで2本目のミニ肉球ギターにはどんなピックアップをつけたのですか?
あと、オーダーシートにあるバックの穴あけφ80は何でしょうか?
LRのiBeamActiveです。
その記事を書いている途中で、マックから電話がありまして、出勤してきました^^
バックの穴あけφ80は、ミニ肉球ギターも空いている(蓋している)のですが、今回のようにピックアップをつけたり、今後のメンテナンス用に手が入る穴を開けています。
肉球ホールから手が入らないのでw