会社のパートさんから「ギターが倉庫に眠っているけど使う?」と声をかけてもらい、二つ返事で頂きました^^
会社の休憩時間にギターを弾いているのですが、すでに2台もブリッジ浮きの症状がでたという過酷な環境に保管しているので、練習用に使えるかな~と思ってありがたく頂戴しました。
経歴的には、パートさんの親戚のおじさんが購入者で、パートさんの子供達のために譲られたのですが、その後弾かれずに倉庫行きになっていたようです^^;
ピックガードを見る感じでは、そこそこ弾かれていた様な感じもしますが、さすがに何年も倉庫に入っていたので、結構手直しが必要です。
弦を緩めずに保管していたようで、ネックが一目で曲がっていました。3弦のペグの止めネジが1個ない上に、残りの1つもすっぽ抜けます・・・弦を外すと、支柱が抜けます><
弦高もすごかったし、ナットの調整も??で、1フレットの弦高が1mm以上ありました。というか弦を全部とったら、ナットも取れました;;
自分でリペア
ということで手直ししました。まずはサビ弦を取り払って、磨き磨き。拭くだけで結構綺麗になる。
ペグはお金がかかるので、そのままです。弦を外したら、ほかのペグもグラグラしているのがありました。弦を外すと支柱が抜けますが、ま~弦を張れば落ちないのでOK!
サドルは、ほぼ限界まで紙やすりで底を削りました。
ネックは、ロットをメガネレンチで回しまくりました。(こうやって一気にロットを回すのはとてもネックに悪いので、良い子は真似しないように!)
外れたナットは、接着剤の痕をナット側も、ネック側も綺麗に剥がして、瞬間接着剤2滴で再接着。
で、弦を張った後に、ナット調整をしました。ホームセンターでヤスリセットを購入して、地味に溝を削りました。でも6弦から始めたのですが、最後の1弦の溝彫りに気が緩んで、彫りすぎたような・・・^^;
そして、完成!! トータル作業時間3時間ぐらいかな~。
(2011年08月19日録音 エフェクト無し)
う~ん、悪くもないけど良くもない・・・。
弾きやすさ、響き
率直な感想は、ギターが重いです。FG-201BのBはドレッドノートタイプの型番です。モーリスS92の薄塗装の軽いギターに慣れているので、この重さの差は結構、気分的に影響しますね。
弾きやすさですが、弦高は12Fで3mmまで落ちましたが、もう少し弦高は低い方がいいな~。ちなみにナットを削る前は、とてもFが弾きにくかったですが、見よう見まねでヤスリで調整したら、そこそこ弾きやすくなりました。
で、問題なのは弦高でなくて、ナット幅、サドル幅ですね。ナット上の1弦と6弦の距離が3.6cmで、サドル上の1弦と6弦の距離が5.1cmです。この距離、モーリスのS92だと、ナット上の1弦と6弦の距離が3.8cmで、サドル上の1弦と6弦の距離が5.7cmです。
この弦と弦の隙間が狭いのが、結構ソロギターをするのに致命的というか、他の弦を間違って触りやすいので、難易度があがります。
さて、響きですが悪くないけど、良くもないという感じです。低音は心地よい響き(重低音でなくて、マイルドな低音)なのですが、高音側がもの足りない感じというよりは音がキツイです(音が鋭いのかな、倍音?が少ないのかな)。
これ、多分ナットとサドルをTUSQに変えるだけで、だいぶ改善されると思います。もっているミニギターWoodware axiomも、TUSQに交換する前は、こんな響きでした。
しかし、グラグラのペグをゴトー製に交換して、ナットとサドルを交換調整、ついでにネックも真っ直ぐにしてもらったら・・・諭吉さん何人いるのかな~^^
会社の休憩用なので、しばらくは現状で様子見です。いつかまた柾目ウッドメーカーさんに行く機会があったら持って行こうかな。
(2011年08月19日録音 エフェクト有り)
ホールの残響音を加えました。
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