このサイトの管理人コン太郎の、爪の補強ですが、最近は「GELIST」で、演奏を本番録音するときや、気分の乗った休日だけ爪を補強しています。
食品会社に勤めていまして、昨今異物混入が大きな問題になるので、普段は、爪の補強を行っていません。
ソロギターを始めて10年経っています。その間に、爪の補強でいろんな商品や、アラスカピックなどの道具を使用してきました。
それらの感想や、コン太郎的に感じた良い点、悪い点を書いています。
- GELIST ジェリストで爪の補強
- グラスネイルで爪の補強
- Kaina「The Guitarist」で爪の補強
- アラスカピック(aLaska Pik)の装着感、加工、装着方法
- GUITAR NAIL PICK SET STRONGで爪の補強
- 釣り名人アロンアルファ(緑のやつ)で爪の補強
GELIST ジェリストとは?
ジェルネイルという商品の一つでして、特定の波長の光を照射することで光重合(フォトポリマリゼーション)と呼ばれる化学反応が起きて硬化させています。
ジェリストのジェルは、ソークオフタイプの高品質LEDジェルを採用しており、コンパクトな専用LEDライトで照射すると、10秒で硬化します。
「グラスネイル」と比較すると、硬さは劣りますが、その分衝撃に柔軟に対応するため、日常の作業で割れたり、剥がれたりすることは少ないと感じます。
剥がすのも、あまりお勧めはしていませんが、カッターナイフで綺麗に剥がすことができますので、使い勝手がとても良いです。
実際のギターを弾いた時の響きですが、「グラスネイル」のようにピックで弾いたような音にはなりませんが、自爪で弾いているときに感じる、爪が当たり負けしているような不快感がなくなり、全力でピッキングできるほど補強されます。
スターターキットがお手軽値段ですので、初めて爪補強をする人にお勧めしています。
サイトジェリスト 公式HP
ジェリストの購入方法
アマゾンや楽天等で購入できます。ジェリスト スターターセットがあれば、爪の補強ができますが、爪ヤスリがないと形の整えができませんので、スポンジファイル(爪を削るヤスリ)の100/180や120/220の粗削りできるものを購入する必要があります。ヤスリはアマゾンで一本数百円で売っています。
除去液が入っていませんが、薬局で売っているネイル除去液でも代用できます。なお、市販の除去液も、専用の除去液も、ジェリストを溶かして除去するには、結構手間がかかります。
グラスネイルと違って、カッターナイフで剥がす事も可能です。ギター弾きの男性諸君?なら、除去液は不要かなと思います。自分は除去液を使用していません。
管理人コン太郎の使用方法
グラスネイルでも同じように施工していますが、剥がす時の利便性を考えて、爪の先端を三日月状に塗っています。
特に磨かなくても、綺麗な透明感が1週間ほど続き、その後はクスミ具合が自爪のようになるので、目立たなくなります。
写真の親指人差し指が一番古く、薬指が先週、中指は今週塗り替えました。古くなると、紫外線の影響か黄色みを帯びてきます。
写真の3点が基本のスターターセットです。これにスポンジヤスリが付いてます。
中指の古いジェリストを剥がしたので、新しく塗ります。
塗ったところに、ランプの光を当てると不気味に光ります。
自分は、このように三日月状に塗り重ねていきます。
ハケに付いたジェルの量にもよりますが、だいたい4~5回繰り返します。厚さ的には自爪の2~3倍程度ぐらいになります。適当にドバっと塗っても、ゼリー状のために綺麗に仕上がるのも、この商品の利点ですね。
今回塗ったのは左側の人差し指です。すごい透明感です。時間がたつと親指の爪のように自然にクスミ?ます。
(なお、ミカンの食べすぎで黄色に変色しています^^;)
爪の形は、ピック系にしています。また頂点は真ん中ではなく小指側にずらしています(親指の爪は親指側にずらしています)。弦を弾く時に垂直に指を当てることができれば、ど真ん中でいいと思うのですが、自分の場合、ブリッジ側に指、手が傾いているため、弦の擦れる音防止のために各指の親指側は削ってます。
裏から見るとこんな感じです。親指で3~4mm、他の指は2~3mmぐらいかな飛び出ている部分は。
親指は・・・、ミカンの食べすぎです^^
グラスネイルとの耐久性の違い
グラスネイルは硬いです。ちょっと指をぶつけたり、重いゴミ袋を持って爪に負荷がかかると、簡単にヒビが入ります。
グラスネイルは大きなヒビが入りやすいですが、余程の衝撃でなければ剥がれる事はないです。無理に剥がそうとすると爪も逝きます。
ジェリストは、素材が柔らかいため、あまりヒビが入らないです。が、知らない間に先端からめくれてきます。一旦めくれてくると、カッターの刃とかを使用して、ぺロッと簡単に剥がれます。
どちらも最終的には剥がれたり、補修しないといけませんが、肉体労働している人には、ジェリストの方が長持ちするかと思います。
グラスネイルとの補修作業の違い
ジェリストは、素材が柔らかく、厚みも出せます。ただ、一旦乾いて、違う日に塗り重ねすると、その分部は剥がれやすく。上塗りの場合、耐久性がありませんでした。
なので、グラスネイルもジェリストも補修する時は、全部除去、剥がしたほうが綺麗に直せます。
グラスネイルは、専用のポットに指を入れると、溶剤で綺麗に溶けたのですが、ジェリストは市販のアセトンが入ったリムーバー液で指を浸しても、全然溶けませんでした。
中途半端に柔らかくなったので、ジェリスト専用のリムーバーをお勧めします。
なお、自分は除去液を使用せずに、カッターの刃で剥がしています。
グラスネイルとの違い
グラスネイルは硬いです。ジェリストは柔らかいです。
グラスネイルのように衝撃によってヒビが入ることはないです。
音の響き的にはグラスネイルはメロディが浮き立ち、ジェリストは全体的に音量が上がる印象です。
グラスネイルとの施工の違い
こうゆうのて施工?というのかな^^
グラスネイルは接着剤+素になる粉+硬化液の3つが基本的に必要です。
ジェリストは、基本的にベース一本です。硬化液の代わりに専用ランプ、最後の仕上げにふき取り用の液があります。
グラスネイルは、硬化液を使うと、5分後にはヤスリで整えて、ギターが弾けます。
ジェリストも、硬化ランプ照射後、ほぼすぐにヤスリで削れます。ただ、ジェリストは、あまり豪快に力を入れてヤスリがけすると、端からめくれてきますね^^;
グラスネイルは、磨かないとくすんでいますが、ジェリストは磨かなくても、ピカピカなのでお手軽ですね。
総合的な評価
補強の強度としては、グラスネイルに劣ります。同じような厚さ、範囲で補強していますが、ジェリストの場合だと、弦が引っかかって痛みを感じる時があります。
でも、ぶつけてもヒビが入らない、適当に塗ってもゼリー状のために均一な仕上がりになる、透明感が長続きするということで、グラスネイルの欠点をだいぶ補っています。
自分は、当分の間はジェリストを使ってみる予定です。
なお、スターターセットだと、お手入れできないので、塗る前の角質除去用の軽石みたいなのと、硬化後のお手入れにスポンジ状のヤスリ(ファイル)を数種類用意する必要はありますね。
グラスネイルは、今まで試してきた「爪補強」の商品の中で、一番音の響きがいいと感じます。爪がピック並みに硬くなるので、明らかに音に変化がでます。
ただ、その硬い利点との引き換えに、衝撃に脆い、剥がすのが大変という微妙な点があります。自分の職業柄、使い続けるのには、この「剥がす」という作業が簡単でないと、使い勝手が悪いです。
事務作業の方や、学生さん、定年退職した方には、「グラスネイル」をお勧めしています。自分のように食品会社勤めの方や、肉体労働や機械作業を行う人は、どんなに気を付けていても、割れてヒビが入りますので、カッターナイフで簡単に除去ができる「GELIST」をお勧めしています。
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