このサイトの管理人コン太郎の、爪の補強ですが、最近は「GELIST」で、演奏を本番録音するときや、気分の乗った休日だけ爪を補強しています。
食品会社に勤めていまして、昨今異物混入が大きな問題になるので、普段は、爪の補強を行っていません。
ソロギターを始めて10年経っています。その間に、爪の補強でいろんな商品や、アラスカピックなどの道具を使用してきました。
それらの感想や、コン太郎的に感じた良い点、悪い点を書いています。
- GELIST ジェリストで爪の補強
- グラスネイルで爪の補強
- Kaina「The Guitarist」で爪の補強
- アラスカピック(aLaska Pik)の装着感、加工、装着方法
- GUITAR NAIL PICK SET STRONGで爪の補強
- 釣り名人アロンアルファ(緑のやつ)で爪の補強
カイナ「ザ・ギタリスト」とは?
ギタリスト用のネイルに使うようなベースコートです。
ギタリストの沖仁という方が、開発にかかわったみたいです。沖仁さんは、世界的に有名なフラメンコギターの奏者ですので、あの激しいピッキングにも耐えれるようになっているようです。
塗った時の色は、透明ではなく、薄いピンク色になります。
音の響き的には、マイルドな音になったと感じます。ベース音がふくよかになる感じです。
カイナ「ザ・ギタリスト」の購入方法
アマゾンや楽天等で購入できます。グラスネイルと比べると、とても安く感じますので、お気軽に試せれるのがいいですね。
グラスネイルとの音の違い
グラスネイルは硬いです。Kaina[ギタリスト」は柔らかいです。
酸素透過性樹脂が柔らかいのか、グラスネイルのように衝撃によってヒビが入ることはないです。
音的にはグラスネイルはメロディが浮き立つ、Kaina「ギタリスト」はベース音がふくよかになります。ジェリストは中間あたりです。
(コン太郎の個人的な感覚です)
グラスネイルとの施工の違い
こうゆうのて施工?というのかな^^
グラスネイルは接着剤+素になる粉+硬化液の3つが基本的に必要です。
Kaina「The Guitarist]は、基本的にこれ一本です。
グラスネイルは、硬化液を使うと、5分後にはヤスリで整えて、ギターが弾けます。
Kaina「The Guitarist]は、硬化液とか硬化用のランプがないので、半日はギター触れません。
1時間後ぐらいなら風呂は大丈夫でした。でも左手の爪を押し当てると、生乾きのため凹みます^^;
なお、両方とも施工前には、角質除去、脱脂をしました。硬化後はヤスリがけ、ピカピカ磨きもできます。
グラスネイルとの耐久性の違い
グラスネイルは硬いです。厚みは2度塗りで自爪の3倍ぐらいになります。ちょっと指をぶつけたり、重いものを持って爪に負荷がかかると、簡単にヒビが入ります。
Kaina「The Guitarist]は、素材が柔らかい上に、塗り重ねても自爪の2倍ぐらいが限界かな。(乾きが悪いので、厚塗りすると多分失敗します。)
グラスネイルは大きなヒビが入りやすいですが、余程の衝撃でなければ剥がれる事はないです。無理に剥がそうとすると爪も逝きます^^;
Kaina「The Guitarist]ですが、大きなヒビは入らないですが、知らない間に先端が欠けたりします。そして、剥がれはじめると、ぺロッと簡単に剥がれます(2mm*2mm程、全部は剥がれないですが)。
接着強度のイメージ的には、机に貼ったビックリマンシールがグラスネイル、素人の塗ったベランダのペンキがKaina「ギタリスト」でしょうか。
(追記)
Kainaですが、肉体労働環境ですと、数日で「クモの巣」状の無数のひび割れ状態になります。
正直、耐久性は低いかと思います。
グラスネイルとの補修作業の違い
さて欠けたりヒビが入ったら、補修をします。
グラスネイルは全部除去、剥がします。
Kaina「ギタリスト」は、上塗り、部分塗りで補修できます。
(上塗り補修できますが、硬化するまでの時間が長いのが難点)
他の爪補強製品との長所の比較
グラスネイルの長所 施工が早い、すぐにギターが弾ける。透明。硬い音。
ジェリストの長所 施工が早い、透明、剥がしやすい。
Kaina「ギタリスト」の長所 用意するものが原液のみ。柔らかい音。重ね塗りができる。
他の爪補強製品との短所の比較
グラスネイルの短所 衝撃・負荷がかかると大きくヒビ割れする。除去、剥がすのが大変。
ジェリストの短所 ライトの電池の消耗が早い。先端から剥がれやすい。
Kaina「ギタリスト」の短所 他と比べて耐久性が低い、剥がれやすい。ピンク色が気になる。
総合的な評価
Kaina「ギタリスト」ですが、初日に使った時は、正直なところ微妙でした。
メロディーはぼやける。ストロークはフニャとして微妙。ところが翌朝、しっかり硬化するとメロディは埋もれず、ストロークした際の感触も硬くなっていました。
値段もお手軽ですので、『肉体労働の環境でない方』にオススメな一品です。
なお、商品だけですと、お手入れできないので、塗る前の角質除去用の軽石みたいなと、硬化後のお手入れにスポンジ状のヤスリ(ファイル)を数種類用意する必要はあります。
コン太郎的な評価
自分の職場は、食品加工をしています。毎朝掃除道具を持つし、機械を洗浄するために工具使って機械をバラします。洗浄のために水、洗剤、アルコールをがんがん使います。
なのでゴム手袋をしていても、グラスネイルでさえ、綺麗な状態で1週間持たないです。
その環境でKaina「ギタリスト」使用すると、う~ん、駄目っぽいです。剥がれること自体は諦めがつくのですが、剥がれる際に感覚が無いのが困ります。
グラスネイルは剥がれる時は、結構痛い(爪なので実際は痛くない)という感触が伝わるんですよね。「アッやってしまった・・・」みたいな。
Kainaはこれがないんですよね。「アレ? いつ欠けたんだろう・・・」みたいな。
これ、職業柄、とても困るのですね。異物混入しては駄目な作業ではゴム手袋等していますが・・・とても安心して使えません
購入、一週間後の感想
写真と、音源アップの予定でしたが・・・・全部の指のKainaを除去しました。
上塗りしても、仕事後には無数のクモの巣状のヒビ割れが毎日のように入りました。
そして、補修すると、乾くのに一日かかるので、その日はギターが弾けません。
さらに薬指の爪は、不注意で重たいものを持ったときに、自爪の白い部分ごと裂けました;;
そんなわけで、それ以来、この補強剤は使用していません。
総合的な評価とお勧めの爪補強
少々ネガティブな内容の記事になりましたが、仕事が肉体労働でない方や、主婦な方、沖仁さんのようにギター本職な方には、気に入る方がいるかな~と思います。
塗って硬化するまでに、一晩置かないといけないのがネックでしたが、お値段安いので、まずは試してみる価値はあるかと思います。
個人的には、仕事に対する耐久性が弱すぎるのと、ピンクの見た目が好きになれなかったので使用していません。
グラスネイルは、今まで試してきた「爪補強」の商品の中で、一番音の響きがいいと感じます。爪がピック並みに硬くなるので、明らかに音に変化がでます。
ただ、その硬い利点との引き換えに、衝撃に脆い、剥がすのが大変という微妙な点があります。自分の職業柄、使い続けるのには、この「剥がす」という作業が簡単でないと、使い勝手が悪いです。
事務作業の方や、学生さん、定年退職した方には、「グラスネイル」をお勧めしています。自分のように食品会社勤めの方や、肉体労働や機械作業を行う人は、どんなに気を付けていても、割れてヒビが入りますので、カッターナイフで簡単に除去ができる「GELIST」をお勧めしています。
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