司馬遼太郎作の「坂の上の雲」をNHKがスペシャルドラマ化。その音楽を久石譲さんが担当しました。
ドラマは3年かけて13話分を放送するという、長大なシナリオです。
ただ自分、その時代背景(明治維新、文明開化、日本海戦)にあまり興味が無いし、そもそもテレビが無いので見ていないです^^;
第二部は、あらすじを見ると、ロシアの軍国化、文豪正岡子規の死、日露開戦、親友の広瀬武夫の戦死・・・。
第一部より、さらに重たい話となっています。
なお、第一部で使われた曲で、前回のサントラで入らなかったのも、このCDで扱われています(24曲中13曲もですが^^)
さらに、昭和のアニメ音楽みたいな曲が混じっていますね。
メロディが作りこまれている曲が多いので、結構好きになれそうな曲が多いですね。
曲目紹介とプチ感想
- 少年の国
多くの人がリクエスしただけあって、ジブリ音楽のように希望、夢溢れる少年の思いを感じる曲ですね。
というか、前作に入れなかったのは、商売的な戦略だろうな^^ - ガキ大将!真之
あ~ん、明るい曲調だけど、メッチャ日本の祭りだ。
なんか好きになれない、何故かわからないけど^^; - 奇跡の時
夜明けのようなイントロ。 - 悪ガキ行進曲
なんだろう、ど根性ガエル? 行進曲というよりは、自由気ままに歩いて、散歩して、虫取りして、魚捕まえて・・・みたいな。 - Stand Alone バイオリン
このStand Aloneのアレンジシリーズを聴くと、やっぱメロディーあっての久石譲さんが好きなんだよな~。
特徴的なメロディがない曲は、どうも好きになれないな。 - 疵
だから、こうゆう「疵」みたいなメロディがあるのは好きだけど、前作の「蹉跌」みたいなのは、ほんと個人的にダメですね。
映像に付随する音楽と見ると、「蹉跌」とか「激動」は凄い曲だと思うのですが。 - 偵察
と書いたら、この「偵察」は、「蹉跌」「激動」系ですね^^
映像がないと、ただ単に不安になるだけの、精神上よくない曲ですわ。 - 狼煙
戦闘の始まり、もののけ姫の、祟り神になったイノシシ神のテーマ曲みたいですね。 - 破局の始まり
日露戦争は秒読み状態!? - 終の住処
最終的にはどこに流れ着くのかな~。
この曲もミニマルミュージックの手法ですが、しっかりとしたメロディがあるため、結構好きですね。 - 少年の国 弦楽器アレンジ
イントロから重厚な雰囲気。これから戦へと向かう兵士達の曲ですね。 - 広瀬~快活な人物~
出来すぎ君みたいな、軍人さんかな~^^
なんかとても理想的な男性像の音楽です。 - Stand Alone ピアノアレンジ
前作と同じかな~。 - 若き精鋭たち
海軍学校の整列風景かな。
これからの国を背負う若者達の応援歌。 - 真之と季子
なんとなく魔女の宅急便にでてきそうな曲ですね。
キキとトンボの恋物語、って違う映画の話ですが、ドラマを見ていないのでこのような感想です^^ - 律~愛と悲しみ~
こちらは、哀しい曲調ですね。律は、正岡子規の妹で、兄を看護して、亡くなるのを見届けたシーンなのか。 - 強国ロシア
あ~、映画のラスボス登場です! - アリアズナ
アリアズナは、ロシアに広瀬が派遣されていた時に知り合った若い娘さん。
引き離されてしまった、ロミオとジュリエットか。
この曲も、いいメロディです。 - 列強と日本
孤立無援の日本。 - 奸計
どうすれば打開できるか、しかし敵は味方の中にもいる。 - 慕情
あ~これぞ久石譲だ~~。イントロから心を掴まれます。
個人的にはStand Aloneよりも好きです。 - 開戦への決意
開戦の決意だけど、いまから戦うぞ!という気概は感じれない・・・。
仕方なく、戦わなければという思いが伝わりますね。始まる前から負けた気分です。 - 広瀬の最期
いかにも映画の海戦音楽です。
でも曲が始まって1分30秒後には形勢は怪しくなり、4分過ぎには散ってしまう・・・。
ドラマの曲としては凄い曲ですが、ウォークマンでは聴きたくないな^^ - Stand Alone 森麻紀
さすが日本人です。低音から高音まで、とても聞き取りやすい声ですね。
歌詞付きのアレンジの中では、森麻紀さんが一番好みだな。
CDの感想文をずら~と並べみました。コン太郎的なお勧めアルバムは、こちらの別の記事で紹介しています。
久石譲さんのお薦め曲(ジブリや有名曲以外で)
所持している久石譲さんの60枚程のアルバムの感想は、こちらにリストがあります。
持っている久石譲さんのCD紹介
コメント