久石譲さんが、フェルメールとエッシャーの故郷を訪れ、作品に触発された曲です。
フェルメールとエッシャーの作風の曲調というのでしょうか、エッシャーの騙し絵の不思議感、不安感が凄く感じます。フェルメールの方の曲調はなんというか、やさしさに溢れているというか、何気ない日常というか朝の目覚めというか・・・、自然体な感じです。
ただ、曲名と実際の絵の作品が想像できないのが多いため、CD全体としてはあまり好きになれないです。
この曲は、この絵からインスパイアされたとか・・・、そんな絵と曲の相互的な説明があると親しみが一段と湧くのですが。そうゆうのが無いので、車で聴くと結構ブルーになる曲調ばかりだな~との印象が強いですね^^;
とネガティブな意見をアマゾンの評価に書いたら、個人的な気持ちで星1にするなと怒られました^^;
曲目紹介とプチ感想
- Sense of the Light
曲目を直訳すると「光の感覚」 フェルメールの絵を何点かネットで見てみると、光が射す窓辺の絵とか、背景が真っ黒な肖像画とかが目につきますね。
そんな優しい日差しや、肖像画の女性の内面の怪しさ?みたいなのが想像できます。 - Circus
「にぎやかなひと時、曲芸、サーカス」 フェルメール全35作品紹介という内容のネットで絵を眺めたのですが、どの絵がモチーフなのかさっぱり?
フェルメールには、楽器の絵も何点かあるし、おしゃべりしている絵もあるのですが、「音楽のレッスン」かな~。
「ここは、こんな感じ」「先生、こんな感じですか?」みたいな・・・。違うか^^; - A view of the River
デルフトの眺望「View of Delft」かな。ネットの画像ではただの風景画なのですが、これ実際に見たら凄いんだよな~。光の粒やら、川辺にたっている婦人とかじっくり見てみたいや。
曲調的には、なんだろう。朝起きて、今日はパンに何を載せて食べようかな~と寝ぼけているような、日常的な雰囲気かな。 - Blue and Eyes
「青と目」 ?? 青い服の女性多いし、青い空なのかな。このあたりの説明があるとうれしいんだけどな~。
人に言えない、心の底の不安感みたいな感じ・・・、心の葛藤? - Vertical Lateral Thinking
「垂直水平思考」この曲名もなんのことか?? 部屋の絵の構図のことかな。
フェルメールの絵を見て曲を作ったというより、その絵をじっくり、感慨深く観賞している人の心を曲にしたような・・・。 - Muse-um
「美術館」祖国の美術館なのか?
作品に呑まれて、やさしさに包まれて、ハッと我に返って、これは曲名通り「博物館」とか「美術館」という感じがします。 - Trees
不思議な世界に飲まれていく感じ。異世界への入り口? - Encounter
なんじゃこれ~~! と驚きに出会った。 - Phosphorescent Sea
「怪しく光る海」という訳でいいのかな?
もとの絵は、波が迫ってくるのか、小船が浮いているのか、暗闇な世界です。聴くと異様に不安になる曲ですよ。
こんなけ不安にさせてくれる曲が作れるのが、凄い。でもそれを好き好んで聴く事はないですが・・・。 - Metamorphosis
「変容」エッシャーの絵すべてですよね。騙し絵が書ける人の頭の中身はどうなっているのか、不思議だ^^
タイルが蝶? 都市が魚? 頭のなかがゴチャゴチャな感じになりますよ。 - Other World
もう一つの世界 Other World。エッシャーの方は曲名と絵の名前が一致するので、ある意味安心感があるな~。
聴くと不安になる曲ばかりですが・・・。
宇宙への入り口、月面への入り口、異世界の世界への入り口が何箇所も・・・。
CDの感想文をずら~と並べみました。コン太郎的なお勧めアルバムは、こちらの別の記事で紹介しています。
久石譲さんのお薦め曲(ジブリや有名曲以外で)
所持している久石譲さんの60枚程のアルバムの感想は、こちらにリストがあります。
持っている久石譲さんのCD紹介
コメント