前回のアルバム「I am」と同じように、ピアンと、弦楽器、その他色んな楽器も出てきますが、オーケストラみたいな雰囲気ではなくて、ピアノのメロディを楽しめるアルバムです。
久石譲さんのアルバムを集めるきっかけになったCDです。購入した帰りのカーステで聴いて、あ~久石譲やはり天才だと^^
アルバムのサブタイトルにF・スコット・フィッツジェラルドにオマージュ(インスパイア、影響)されたと書いています。小説家で、「My Lost City」は村上春樹さんが翻訳しているそうです。
アルバムのしおりに、情景みたいなコメントが載っているのですが、まさにそのような音楽が流れてきます。(ここに紹介しているしおり文は、ギュっと勝手にまとめています^^)
曲目紹介とプチ感想
- PROLOGUE
(しおり)永遠に彷徨う旅人の心、新しい旅の始まり。
う~ん、確かに何かが始まりそうな曲ですね。旅人の不安の気持ちが。 - 漂流者~Drifting in the City
(しおり)都市の漂流者。行く場所さえない心のさすらい人。自分の理想を求め、そのための戦いにから退く事ができず、何処か悲観的気高さを帯びる。
芸術家の悩み、心の叫び聞こえてきます。閃いた時の、高鳴る鼓動らしきものも。 - 1920~Age of Illusion
(しおり)都市から都市へ、人から人へ、絶えずうつろい行く。予想もつかない未来への展開。
なんか、ラピュタっぽいな~。鉱山の人たちや、ドーラ一家の丼チャン騒ぎみたい^^ その騒ぎの後に、未来へ向けての絆が深まるみたいな。でもまた、ケンカしているし!
この曲、結構好きです。 - Solitude~In her…
(しおり)芸術行為は自我の放出だ。でもそれを目指せば目指すほど、精神と肉体が崩壊していく。
徐々に激しく曲が進行します。そして遂に崩壊・・・、哀愁ただよう曲へ。 - Two of Us
(しおり)幸せの時は流れて・・・Floating
哀しさMAXな曲です。ベッドの中で、涙浮かべ、思いにふけ、寝つけないまま朝を迎える。
でも嫌いじゃないな~、こうゆう曲。寝つけない夜にどうぞ^^ - Jealousy
(しおり)合い反する感情の中に自分の身を置く。その先には・・・。
笑うセールスマンが横に居りそうな、居酒屋のBGMです^^ - Cape Hotel
(しおり)表面的な都市で育つ音楽は、文学手表現とは違う土壌にある。
難しい解説ですが、曲調は何かを探求しているような~、図書館のイメージソング? - 狂気
(しおり)目標を達成し、自己を証明することによって平安を得られる。
これも、ラピュタっぽいな~。タイガーモス号のテーマー曲みたいです。どこかコミカルな戦闘曲かな^^ - 冬の夢
(しおり)人は様々な感情の中で、成功と失敗を繰り返し、何処へ行くのか。
おれ、結局何してきたのだろうか・・・。深い闇に落ちているような曲です。
でも、最後には扉は見つかったかな。 - Tang X.T.C.
(しおり)1920年代のタンゴには、草原から切り離されて戻ることの出来ない、都市生活者の悲しみが響く。
何だろう、探偵ドラマの回想シーンで使われてそうなイメージです。暗い、陽気、不安が繰り返されています。思いが巡り巡っているのかな。 - My Lost CIty
(しおり)彼を通して、自分を見つめるのが目的なのだ。
2曲目の漂流者と同じモチーフですね。自分も理想を求めて旅を続ける者なのか・・・。
CDの感想文をずら~と並べみました。コン太郎的なお勧めアルバムは、こちらの別の記事で紹介しています。
久石譲さんのお薦め曲(ジブリや有名曲以外で)
所持している久石譲さんの60枚程のアルバムの感想は、こちらにリストがあります。
持っている久石譲さんのCD紹介
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